1. HNF転写因子によるインスリン分泌機構の解明


我々は膵 細胞に発現している転写因子HNF-1 , HNF-4 , HNF-1 の遺伝子異常によってMODYと呼ばれる遺伝性のインスリン分泌不全型糖尿病が 発症することを世界で初めて見出しました(Yamagata K. Nature 1996a, Yamagata K. Nature 1996b, Horikawa Y. Nature Genet. 1997)。 この発見以前には、HNFが糖代謝を制御しているという事実は知られておらず、また、転写因子の異常で糖尿病が発症するという概念はありませんでした。
HNFがどのようなメカニズムでインスリン分泌を制御しているのか、その分子機構について臓器特異的ノックアウトマウスやノックダウン細胞の作製し、 分子生物学や生化学の様々な手法を用いて検討を行っています。
現在までにHNFが種々の標的遺伝子を介してインスリン分泌を制御していることが判明してきています(Diabetes 2002a, 2002b, Cell Metabolism 2005, JBC 2006)。 インスリン分泌の鍵分子であるHNFの研究を通じて、糖尿病の新たな治療戦略の確立を目指しています。




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